JOKO演劇学校

演劇企画JOKOは、元財団法人現代演劇協会・劇団昴(1963年創立)の演出家・美術家・制作者集団による、「演劇を通した豊な生活を広く提供する」ことを目的とした組織です。

RADA at JOKO

RADA at JOKO

新生JOKO演劇学校は、RADA(英国王立演劇アカデミー:Royal Academy of Dramatic Art)の3週間ワークショップ授業でスタート!!

9時半から16時までの毎日、演技・ヴォイス・ムーブメントの三科目の授業を、1年生・2年生がかわるがわる受講。
大変エネルギッシュな、しかし暖かいスタートとなりました!



100年余の歴史を持つこの演劇学校の演劇教育ノウハウは、とにかく経験したら目から鱗!
こんな演劇教育があったのか!
JOKO演劇学校1期生は、初めからこんな素晴らしい体験をしてしまいました!

授業の成果:
ボディ・ワークのボの字も知らなかった1年生が、イラン・レイシェル氏との’衝撃的な’出会いを通してアレキサンダー・テクニックに目覚め、「意識する」という感覚をインプットできたこと。
また、これまで「元気に大声で」しゃべればそれでいいと勘違いしていた生徒が、アンドリュー・カスバート氏の生理学的な発声指導によって「楽な声」という意識に目覚めたこと。
そして、今まで「やりたいことを発散し、『わたしを見て』」と演技していた生徒が、ニック・バーター氏(現RADA校長)の冷静かつ魅力ある指導によって、演技とは「相手に集中する」ことだと気づいたこと。

2年生は、これまで元昴演劇学校で受けてきた授業は昴演劇学校だけで教えているのではない、ということを知ったこと。
これまで習ったことがRADAのWSでそのまま活き、集中的に授業を受けることにより、より明確に理解できるようになってきたこと。

RADAは、役者を自由にしてくれる、解放してくれる、信じてくれる、サポートしてくれる....これがJOKO生初め、これまで現代演劇協会が主導して現役俳優のために毎年開催してきたRADA in Tokyoの参加者たちの共通した感想です。

RADA at JOKO

ということは日本の演劇学校や養成所はそうではないのか...?
RADAのワークショップに関わった我々元現代演劇協会演劇研究所所員たちは考えた!
13年に亘って考えた...それまでにも、海外を含め、演劇教育の勉強はしていた。
それでも、改めて劇団内外の演劇教育に関心のある演劇人たちと話し合い、ある者はロンドンRADAまで出向いて研究し、ある者は、RADA教育の根幹にあるスタニスラフスキー・システムの本場ロシアまで出かけて勉強した。
そして、数々の本も研究した!(英語ですが...)
そして、我々も、役者を自由にし、信頼し、サポートしたい気持ちが凄くある、という想いを強くした!
そしてその一環として、RADAに倣って日本にも本格的な演劇教育の場を拵えよう...!と、このJOKO演劇学校を設立するに至ったのであります!

というわけで、我々の親とも言うべきRADAの面々はこのJOKO演劇学校設立をいたく喜んでくださり、わざわざ国際電話でお祝いのことばを頂戴したほど!
今回のワークショップも快く引き受けてくださいました。
本国の学校が忙しい時期にもかかわらず、校長(演技担当)自ら駈け付けてくださったわけです。

また、ヴォイス、ムーブメントの講師も、JOKO生たちとの3週間を充実して過ごし、これまでのRADAワークショップの中でも大変良好な成果の出た日々だった、と感想を述べられました。

最終週、ヴォイスとムーブメントの合同授業で、生徒ひとりひとりがせりふを読んだとき、校長が少し涙声になって、「全員の声が見違えるほど変化した」と感激のスピーチを行いました。
まったく同感!我々も、生徒たちの吸収力の凄さに舌を巻いたのでした。